特徴 
攻撃無効化能力持ちクリーチャーを数多く擁する防御寄りの属性。
全属性中でもっとも対クリーチャーの防衛力に優れており高いHPと無効化により一度確保した領地はガッチリ守る。
今作ではマジックブーストの存在により高額領地を作るまでの時間が短縮できる上
試合自体も短期決戦が多いためあまり隙を晒さずに済む。
多くのクリーチャーは侵略を不得手とするものの、先制や高めのSTを誇るクリーチャーも困らない程度には存在する。
ドリアード、ホーリーラマ、コンジャラーのような土地確保と連鎖構築を補助するクリーチャーが四属性中唯一存在しない為、
地形変化スペルや移動スペルの投入、展開補助クリーチャーの出張等を検討したい。
他には防魔クリーチャーも存在しないのだが防魔の効果故にランドプロテクトで後付けしても大して効果に差はなく
全体スペル等、防魔で防げないカードが氾濫している事からその不在が痛手となることはまず無い。
ターンウォールされてもアイスウォール自体壁の中でもかなり固めなので慌てなくても済む。
総じて強力な能力を持つが故に控えめのステータス値となっているがコストパフォーマンスが悪い訳ではない。
運用 
防衛に長ける水ブックでは開幕のマップ一周目でのばら撒き勝負がそこそこ重要。
ここで良い場所を確保できれば持ち前の鉄壁を存分に発揮してリードしたまま隙の少ない試合展開が期待できる。
だが、今作の水はグレンデルやイエティ、クラーケン等の侵略をも高次元でこなすクリーチャーを擁しており、
加えてコロッサスやシェイドフォークといった無属性クリーチャーの侵略力がそこいらの色付き侵略クリーチャーを軽く凌駕、
風属性ながら水ブックでも採用しやすいナイトが異常に合理的な強打範囲を持ち強力という環境下にあり、
元より防衛に長ける水はこれらを無理なく組み込む事が出来るため環境の恩恵を存分に享受できる。
前作以前では序盤で撒き負けると辛かったが、今作は違う。
前半で撒き負けても構築次第では侵略属性ばりに領地を確保し逆転劇を狙える火力を持つことが十二分に可能である。
空き領地移動能力持ちクリーチャーが存在しないため水単ブックでは配置してから移動でフォローすることは出来ないが、
これも多色化しブリンクスやコンジャラーを積んだり単色のままでも地変スペルを多めに積む事で容易に解決する事ができるだろう。
対水メタクリーチャーはハッキリ言って普通の侵略クリーチャーを相手にした方が辛いレベルであり特別な対策を全く必要とせず、
水属性自体は攻撃にも防衛にも共に隙はあまり無いため、構築を間違えなければほぼプレイングにも迷うところは無い、
初心者にもお勧めの属性だと思われる。
対策 
一度優勢になると牙城を崩すのが難しいので序盤で水領地に妨害要員をバラ撒くのが地味ながら最も効果的。
水属性の土地はスルーせずばら撒きクリーチャーを配置して地変で書き換えや、コロッサスで移動侵略をさせると良い。
但し今作の水ブックは決して侵略力も低くはないため最後まで油断は禁物。
パワーブレスレットを持ったグレンデルに襲われようものなら援護拠点は為す術もなく、
火拠点はイエティの前に脆くも崩れ去るだろう。風前の灯火とはまさにこの事である。
無効化で凌ぐクリーチャーが比較的多いので、雪辱能力や巻物がよく刺さる。
レベル3以上だからって安心しているアプサラスや、その辺に放置されているカロンは遠慮なくぶん殴ってやろう。
一方で水ブックを組むなら、これらの能力に対応できるようにしておくと良い。
なお、水属性クリーチャーはあまり干渉してこないため警戒の必要はないがハイドとブックワームは非常に危険な存在なので注意を要する。
拠点が次々とマヒさせられたり切り札を食い荒らされてたまらないので即座に潰すか、横付けして凶刃が自分に向きそうならすぐ叩けるようにしたい。
幸い、水属性にして低HPかつ防御的な能力はないので潰すのは容易である。
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